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2016年11月1日(火)に玉川町会会館で、第2回たまがわ街づくりデザイン会議「ポートランド・紫波町から、たまがわが『学べる』こと」を開催しました。約60名の参加者が集まり、たまがわの街づくりについて議論しました。

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ゲストスピーカーに、保坂展人世田谷区長、吹田良平氏(株)アーキネティクス取締役)、竹内昌義氏(建築家・東北芸術工科大学教授)を迎えて、アメリカ・ポートランド市と岩手県・紫波町のまちづくりについて話題提供していただき、参加者の皆さんに世田谷のまちづくり、たまがわのまちづくりの今後の展望を語っていただきました。
保坂区長からは、「ポートランドという魅力、『暮らしやすさ』の都市戦略」と題して、ポートランドの魅力的な場所とそれらを生み出した徹底的な住民参加と民主主義を尊重する社会について紹介していただきました。重工業都市時代の倉庫のリノベーション、都市郊外の農産物が手に入るファーマーズマーケットをはじめ、ポートランドらしさを活かした様々な取組みはどれも世田谷やたまがわでも実現したいと思える魅力を感じました。
吹田さんからは、同じくポートランドについて、現在の魅力の成立ちを「住民自治」という観点から読み解いていただきました。移住者が比較的多いポートランドでは、住民の「積極的選択」が「帰属意識」、さらに「自治意識」へ昇華し、自分たちで何とかして街をつくろうとする精神が生まれ、育まれたそうです。そこに、ポートランドの消費されず、創造され育まれた独自な文化の源泉があることがわかり、多くを気づきを得ました。
竹内さんからは、自ら携わる紫波町での公民連携のまちづくりとエコハウスの取組みを紹介いただきました。成熟社会から縮退社会へ移行する日本の地方都市は様々な問題を抱えています。しかし、紫波町では、行政と民間が新しい形で連携した再開発によって住民の居場所が生まれています。公民連携という仕組みと共に、再開発を成功させた要因の一つとして紹介された「循環型社会」の構築もまた注目すべきまちづくりへの姿勢だと考えさせられました。
ゲストスピーカーの話題提供を踏まえて、ディスカッションでは参加者の皆さんからのご質問とご意見を伺いました。
ポートランドにも劣らない世田谷のまちづくりの実績、世田谷区行政と区民との連携における問題点、(都市基盤・ハードだけでなく)福祉をはじめとするソフトの充実など、様々なご意見をいただきました。
今回の会議を経て、ポートランドと紫波町の事例をきっかけに、住民と行政が相互にどのようなアクション起こすべきかが議論されました。更なる議論から、新しい連携の形を構築されることが期待されます。

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